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負けた。振られた。選ばれなかった。競争に落ちた。そんな時、相手や勝者を貶すと少しだけ楽になる。「たいした相手じゃない」「あの会社は見る目がない」「本気を出していなかった」。傷ついた自尊心が、自分を守ろうとしている。

気持ちは分かる。腹の中で毒づくくらいなら誰にでもある。問題は、その毒を外へ撒き始めることだ。負けた直後の言葉は、その勝負以上に長く人の記憶に残る。

悔しいなら悔しいでいい。次にどうするか考えればいい。納得できないなら必要な異議を申し立てればいい。ただ、相手の価値を下げて自分の価値を戻そうとするのは、ずいぶん高くつく。

負けた時くらい、相手の値段を下げずに帰ってこい。