弱い自分を見つけると、隠したくなるよな。怖かった、傷ついた、うまくできなかった、誰かに助けてもらった。そういう話をすると、自分の値段が下がるような気がする。
だが、ハードボイルドは弱さを消す化粧じゃない。怖ければ怖いでいい。泣くこともある。逃げるべき場所から逃げることだってある。助けを求めた方がいい場面もある。問題は、その弱さを理由に、誰かを傷つけたり、責任を押しつけたり、自分だけ得をするための卑怯を正当化し始める時だ。
「弱さは事実、振る舞いは選択」と考えると分かりやすい。できないことを認めるのも、謝るのも、助けてくれと言うのも、見栄より現実を選ぶ立派な行動になり得る。
失敗した後も同じだ。みっともないことをしてしまったなら、完璧な人間だったことにする必要はない。気づいたところから戻ればいい。この教習所の「おっといけね」は、そういう時のためにある。
弱いことは罪じゃない。弱さを卑怯の免許証にするな。